コエンザイムQ10の美容効果(たるみ・シミ・シワ・くすみ防止)
コエンザイムQ10には様々な美容効果があります。今回はその中でも年齢が出やすい肌で特に気になるたるみ・シミ・シワ・くすみへの効果について紹介します。最近肌の衰えを感じている方や今後の肌ケアに悩みを抱えているという方は参考にしてみてください。
肌の老化現象について
まずは肌の老化現象がどのような原因で起きているのか確認しましょう。
たるみの原因
目元や頬、口元の皮膚が垂れ下がってしまい、実年齢より老けて見えたりとても疲れているように見られたりするのが顔のたるみです。
たるみの原因は肌弾力や筋肉の質の低下、皮下脂肪の肥大などで起きます。特に乾燥や紫外線、ストレス、喫煙などで体内に活性酸素が増えると、肌細胞が酸化して真皮にダメージを与えることで老化が進み、たるみに繋がります。
シミの原因
シミは皮膚内のメラニンという色素が沈着するとできます。特に紫外線を多く浴びると表皮の色素細胞にメラニンが生成されます。このとき肌のターンオーバーが乱れていると、本来剥がれ落ちるはずのメラニンがそのまま皮膚に残って沈着し、シミになります。
また強い紫外線や加齢、ストレスによる活性酸素の増加で肌細胞が老化しているとシミが出来やすいです。
シワの原因
顔のシワは主に乾燥シワと紫外線シワ、表情シワに分けられます。
乾燥シワは文字通り乾燥による肌表面のカサつきからできるシワで、放置すればシワの数が増えて大きなシワになります。
紫外線シワは、紫外線による真皮や表皮へのダメージが蓄積されることで肌の弾力が低下してシワに繋がります。
表情シワは笑ったときに目元や口周りにできるシワが、加齢や紫外線ダメージで弾力が失われた肌に残りそのままシワになってしまうものです。
くすみの原因
肌の色が暗くくすんでしまうのがくすみです。シミのように紫外線などでメラニンが大量に作られたときに、排出が困難になるとくすみができます。また乾燥や血行不良でも肌のターンオーバーが乱れたり老廃物を排出できなくなったりしてくすみになります。
コエンザイムQ10が肌の老化を防止する
たるみ防止
コエンザイムQ10にはコラーゲンの生成をサポートする働きがあります。これは細胞内に存在しているコエンザイムQ10が、細胞を活性化してエネルギーを作ることから体内でのコラーゲン生成も促進されるからです。肌のハリや弾力の元となるのが真皮にあるコラーゲンなので、たるみの予防や緩和に繋がるでしょう。
またコエンザイムQ10には抗酸化作用もあるので、肌細胞に蓄積した活性酸素を除去します。細胞の老化を防ぐので、真皮のダメージを軽減してたるみを防ぎます。
シミ防止
コエンザイムQ10の抗酸化作用で紫外線ダメージによる活性酸素を除去するので、肌細胞の老化を防ぎます。さらにコエンザイムQ10は肌細胞のエネルギー産生を助けるので、皮膚細胞を活性化して肌の新陳代謝も上がり、ターンオーバーが促進されます。肌の生まれ変わりサイクルが整うことで、メラニン色素が剥がれやすくなりシミを予防できるでしょう。
シワ防止
コエンザイムQ10が細胞を活性化させてエネルギー作りをサポートすることで、肌のバリア機能が正常に働きます。肌の角質層が潤いを蓄えて乾燥や外部刺激から守ることをバリア機能といいます。肌が保湿されているので乾燥によるシワを防ぐことができます。
また肌細胞の活性化や抗酸化作用により肌の老化を抑えるので、紫外線などのダメージを減らし、肌の弾力をキープします。正常な肌細胞を作ることでシワを防止するのです。
くすみ防止
コエンザイムQ10が肌細胞の再生やエネルギー産生をサポートすることで肌代謝がアップします。ターンオーバーが整って若々しい肌が常に作られることで、メラニンや老廃物をスムーズに排出し、くすみを予防してくれます。
コエンザイムQ10で肌を若々しく
コエンザイムQ10では年齢とともに気になる肌のトラブルを改善できることが分かりました。たるみ、シミ、シワ、くすみは若いときに気にならなくても、その時から蓄積されてきた紫外線ダメージや活性酸素によって年を取ってから肌に現れてきます。すでに肌にできてからケアすると改善するまで時間がかかってしまうので、できるだけ早い段階から肌ケアを行いましょう。コエンザイムQ10が配合された基礎化粧品で肌にしっかり補給しておくことをおすすめします。
(参考URL)
コエンザイムQ10とアンチエンジングの関係
http://www.team-b.jp/anti-aging.html
美容のためのコエンザイムQ10とは?
http://sparkytown.net/biyou.html