コエンザイムQ10はオレンジ色のものが良い?
オレンジ色のコエンザイムQ10の特徴
健康と美容に嬉しいコエンザイムQ10には、オレンジ色と白色の2種類の形が存在します。
また、コエンザイムQ10は、体内で抗酸化作用(※1)を発揮できる還元型と、そのままの状態では抗酸化作用を発揮できない酸化型に分けられますが、オレンジ色のコエンザイムQ10は酸化型です。
食品などに含まれているコエンザイムQ10の多くが、この酸化型です。
(※1)抗酸化作用とは、細胞を酸化させる活性酸素を除去する働きのことをいいます。
オレンジ色のコエンザイムQ10の形状は、結晶状の粉末です。また、脂溶性であるため、油に溶けやすくて水に溶けにくいという特徴があります。
とても繊細な成分でもあり、強い熱や光を受けると質が変わってしまうことがあります。
オレンジ色のコエンザイムQ10のデメリットとは
酸化型は体内で還元型に変換される
オレンジ色のコエンザイムQ10は酸化型ですので、そのままの状態では抗酸化作用を発揮することができません。しかし、体内に取り入れられた酸化型のコエンザイムQ10は、小腸で吸収される際に、抗酸化作用をもつ「還元型」に変換されるのです。
体内で還元型に変換されたコエンザイムQ10は、抗酸化力を発揮して、活性酸素による影響を抑えることができます。
そして、コエンザイムQ10によって活性酸素が除去されれば、細胞の機能を守り、健康と若さを保つことが叶うのです。
酸化型を還元型に変換する力は加齢によって低下する
しかし、酸化型のコエンザイムQ10を、体内で還元型に変換する力は、年齢を重ねるにつれて弱くなってしまうのです。
この変換力が低下した場合、酸化型のコエンザイムQ10を摂取しても、抗酸化作用に期待することは難しくなります。
コエンザイムQ10は白い還元型がおすすめ
健康と美容のためにコエンザイムQ10を取り入れるなら、オレンジ色のコエンザイムQ10ではなく、白色の還元型を選びましょう。
体内にもともと存在するコエンザイムQ10は、約90%以上が還元型です。また、還元型の方が酸化型よりも吸収率が良いといわれています。
そのため、効率よくコエンザイムQ10の力を得るためには、還元型のコエンザイムQ10のサプリメントを摂取することをおすすめします。