スタチンがコエンザイムQ10に与える影響について
スタチンとは
スタチンとは、高コレステロール血症治療薬の一種です。高コレステロール血症は、「脂質異常症」の一つで、血液中の悪玉(LDL)コレステロールが140mg/dL以上の状態を指します。
血液中に悪玉コレステロールが増加すると、血管壁に入り込んでしまいます。その結果、血管の内側が狭くなり、動脈硬化へと繋がってしまうリスクが高くなってしまうのです。
スタチンは、肝臓におけるコレステロールの合成を抑制し、血液中の悪玉コレステロールを減らす作用があります。このような作用があることから、スタチンは動脈硬化に関連する心筋梗塞や脳梗塞の予防などにも使用されています。
スタチンは体内のコエンザイムQ10の生合成を抑制する
実は、体内でコレステロールが作られるルートと、コエンザイムQ10が作られるルートは途中まで同じです。
そのため、コレステロールの合成を抑制する作用をもつスタチンを服用すると、体内のコエンザイムQ10の合成も同時に抑えられてしまうのです。
コエンザイムQ10は、細胞内に存在しているミトコンドリアの働きを助け、エネルギーの生産を活性化させる重要な成分です。
このエネルギーづくりに欠かせないコエンザイムQ10の量が減ってしまうと、疲れやすくなったり、筋力が低下したりする恐れがあります。
ですから、スタチンを服用する方は、コエンザイムQ10を意識して補うことが大切です。
コエンザイムQ10を効率よく補うためには
コエンザイムQ10を多く含む食品は、イワシや牛肉、アボカドなどです。しかし、これらの食品からコエンザイムQ10を約100mg(一日の摂取目安量)摂取するためには、イワシの場合は約20尾、牛肉の場合は約3kg以上も食べる必要があるのです。
このように、食品からコエンザイムQ10を毎日十分に補うことは簡単なことではありません。
スタチンを服用中の方は、コエンザイムQ10をサプリメントで補うことをおすすめします。サプリメントに含まれるコエンザイムQ10の量は、商品によって様々ですが、食品と比べると無理なく十分な量を摂取することができるのです。
コエンザイムQ10をサプリメントから毎日補い、健康的で元気な体を叶えましょう。