コエンザイムQ10をごま油から摂取して元気な体をつくろう!
ごま油にはコエンザイムQ10が多く含まれている
健康的な体づくりに役立つコエンザイムQ10は、サプリメントだけでなく様々な食材に含まれています。
毎日の食事の中で無理なくコエンザイムQ10を摂取するなら、料理にゴマ油を使うことをおすすめします。
ごま油100gあたりには、コエンザイムQ10が約3.2mgと豊富に含まれています。しかし、ごま油を多く摂取すると、カロリーの摂り過ぎで体重増加にも繋がります。
調理に使用する油脂は、一日に大さじ1杯程度(約12g)が適量ですので、これ以上摂取しないように注意しましょう。
コエンザイムQ10がエネルギーづくりを活性化する
コエンザイムQ10には、ATP(アデノシン3リン酸)というエネルギーの生産を高める働きがあるため、疲れにくい体づくりに役立ちます。
このATPは、食品から摂取した糖質・脂質・タンパク質を、細胞内に存在するミトコンドリアが変換することでつくり出されます。このエネルギーの生産の過程において、コエンザイムQ10が重要な役割を果たすのです。
ですから、体内のコエンザイムQ10が不足すると、様々な活動にとって必要なエネルギーも少なくなってしまうため、意識して補うことが大切です。
ゴマ油には、コエンザイムQ10の他に、元気な体をつくるために必要な様々な成分が含まれています。
様々な抗酸化成分が冷えを抑制する
ごま油に含まれているコエンザイムQ10やビタミンE、セサミンやセレンなどの成分には、活性酸素を除去する強い抗酸化作用があります。
活性酸素とは
活性酸素は、人が呼吸によって酸素を吸うことで、体内で自然と発生します。そして、体内に入り込んだウイルスや細菌を退治する役割を果たします。
しかし、この活性酸素は、ストレスや紫外線の影響を受けると、過剰に発生してしまいます。活性酸素がもつ酸化力は強いため、増え過ぎてしまうと健康な細胞まで酸化させてしまいます。
抗酸化作用が冷えを抑制するメカニズム
活性酸素の増加は、過酸化脂質(※1)の増加に繋がります。この過酸化脂質が血液内に増加すると、血行が滞りやすくなり、冷えに繋がってしまうのです。
(※1)過酸化脂質とは、コレステロールや中性脂肪などの脂質が活性酸素によって酸化されたものを指します。
ごま油に含まれている豊富な抗酸化成分によって、活性酸素による影響が抑えられれば、過酸化脂質の発生を抑えて、良い血流を維持することができるのです。
そして、良い血流を維持することで、冷えの抑制が叶うのです。
リノール酸やオレイン酸がコレステロールを減らしてくれる
ごま油の主成分は、リノール酸とオレイン酸です。このリノール酸とオレイン酸には、血流を悪化させる原因にもなる「悪玉コレステロール」を減らす働きがあります。
また、オレイン酸は酸化されにくく、過酸化脂質を作りにくいという嬉しい特徴があります。
オレイン酸は体内でもつくることができますが、リノール酸は体内ではつくることができません。そのため、食品から摂取する必要があります。
まとめ
エネルギーの生産に必要なコエンザイムQ10は、ごま油にも多く含まれています。
ごま油には、コエンザイムQ10の他に、抗酸化作用がある成分が豊富に含まれているため、冷えの抑制にも役立ちます。また、主成分であるリノール酸やオレイン酸の働きが、悪玉コレステロールを減らし、良い血流を守ってくれます。
ごま油に含まれるこれらの成分が、健康的で元気な体づくりをサポートしてくれるのです。