コエンザイムQ10のサプリを選ぶ際は含有量をチェックしよう
コエンザイムQ10の一日の摂取目安量
コエンザイムQ10は、活動に必要なエネルギーをつくる際に、重要な役割を果たす成分です。体内でつくられるコエンザイムQ10の量は、20歳を過ぎると加齢に伴って減少していってしまうため、サプリメントなどから意識的に補うことが望ましいです。
このコエンザイムQ10は薬ではないため、一日の摂取量の決まりはありませんが、目安は30~300mgとされています。
コエンザイムQ10のサプリメントは、一日の推奨量が60mg程度の商品が多く流通しています。しかし商品によっては、含有量が30mg程度のものや、300mgも含んでいるものもあります。
摂取する目的に合わせて含有量を選ぼう
健康維持が目的なら30mg
コエンザイムQ10は、一日30mgの摂取でもうまく吸収されていれば十分だといわれています。
ですから、健康的で元気な体を維持するためにコエンザイムQ10を取り入れるなら、一日に30mg程度摂取できるサプリメントを選びましょう。
また、コエンザイムQ10はサプリメントだけでなく、イワシや牛肉などの食材にも含まれています。健康を維持するためなら、こういった食材を毎日の食事に取り入れてみても良いでしょう。
元気と体力をつけたい中高年は100mg程度
市販されているコエンザイムQ10のサプリメントには、一日に100mg程度摂取できるものも多く存在します。
体内でつくられるコエンザイムQ10は、中高年になるとさらに大きく減少していきます。ですから、疲れやすさを感じている方や体力をつけたい方は、一日の摂取量が100mg程度のコエンザイムQ10を選ばれることをおすすめします。
体内にコエンザイムQ10が十分にあることで、細胞内に存在しているミトコンドリアがエネルギーをうまくつくり出すことができるのです。
スポーツをする人は100~300mg
コエンザイムQ10のサプリメントには、アスリート向けに一日に約300mg摂取できるものも存在します。
コエンザイムQ10には、エネルギーづくりを活性化させる働きがあるため、十分に補うことで運動パフォーマンスの向上が期待できるのです。
普段はコエンザイムQ10を一日に100mg程度摂取し、大切な大会などの前後には摂取量を300mgに増やすという摂取方法もあります。
このように、スポーツする人はトレーニングなどの予定に合わせて、コエンザイムQ10の摂取量を調整することをおすすめします。