スペシャルケアにコエンザイムQ10のパックを取り入れよう
美容パックの目的
美容パックには、保湿や美容成分を補う目的のものと、角質や老廃物のケアを目的としたものがあります。コエンザイムQ10のパックは、保湿や美容成分を補うタイプのパックです。
美容パックは、化粧水をつけるよりも、肌に染み込んでいく成分の量が多いです。ですから、肌の角層までじっくりと美容成分を浸透させることができるので、デートの前日や特別な日の前日などに使用すると良いでしょう。
コエンザイムQ10のパックの特徴
コエンザイムQ10のパックは、コエンザイムQ10が高濃度で配合されているものが多いです。パックに含まれている美容液には、コエンザイムQ10以外にも様々な保湿成分が一緒に配合されています。
コエンザイムQ10には、セラミドといった保湿成分の生合成に関わるATP(アデノシン3リン酸)というエネルギーの生産をサポートする働きがあります。
また、細胞を酸化させたり、コラーゲンを破壊したりする活性酸素を除去する働き(抗酸化作用)があります。
しかし、体内や肌の表皮にあるコエンザイムQ10は、20歳を過ぎると減っていってしまうのです。
コエンザイムQ10のパックを使い、角層に十分に成分を浸透させることで、潤いとハリの維持に役立つコエンザイムQ10の力を補うことができます。
コエンザイムQ10のパックは週に1~2回のスペシャルケアにおすすめ
美容パックは本来、普段のケアでは足りない美容成分を補うものですので、毎日使用しなくてはいけないものではありません。
特に、美容成分が高濃度で配合されているパックは、使用する頻度が高すぎると肌が疲れて衰えてしまう可能性があるといわれています。
また、パックをやり過ぎてしまうと、角質が必要以上にふやけて弱くなることがあります。角質が弱くなると、肌のバリア機能も低下してしまい、肌トラブルを招きやすくなってしまうのです。
そのため、コエンザイムQ10が高濃度で配合されているパックを使用する際は、週に1~2回のスペシャルケアに使用するようにしましょう。
美容パックをする際の注意点
美容パックをする前は、まずクレンジングや洗顔をしっかりと行い、肌をきれいな状態にしましょう。
肌にメイクや汚れが残っている状態でパックをしてしまうと、パックに含まれている美容成分が十分に浸透していきません。
また、パックの開いている部分である目や口元、首などは先に化粧水などで保湿をしておきましょう。
パックを使用する際は、必ず商品に記載されている決められた時間を守ることが大切です。目安の時間を過ぎた後も貼り続けてしまうと、パックが乾燥して肌の水分が吸い取られてしまうのです。