コエンザイムQ10の化粧水で潤いに満ちた肌を叶えよう
スキンケアにコエンザイムQ10を取り入れると良い理由
肌のコエンザイムQ10は年齢とともに低下する
美肌の維持に役立つコエンザイムQ10は、もともと人間の体内でもつくられる成分です。
しかし、体内のコエンザイムQ10の生産量は、20歳でピークを迎えた後、加齢に伴って減っていってしまうのです。なんと、60代では20代の約半分にまで減ってしまいます。
体内だけでなく、肌の一番外側にある表皮のコエンザイムQ10も、年齢を重ねるにつれて減少していってしまうのです。
ケラチンやセラミドの生合成に関わるATPの生成をサポートする
ケラチンとセラミドの役割とは
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肌の潤いは、皮脂膜の内側にある角質層で守られています。角質層の中に存在している角質細胞が、複数積み重なって内部の水分の蒸発を防ぐ役割を担っているのです。
この角質細胞は、硬いケラチンタンパク質でできています。また、角質層に保持されている水分の約80%が、セラミドという角質細胞間脂質によって守られています。
コエンザイムQ10がATPをつくるミトコンドリアをサポートする
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コエンザイムQ10には、ケラチンやセラミドの生合成に関わるATP(アデノシン3リン酸)の生成を助ける働きがあります。
このATPは、体内のあらゆる活動において必要とされるエネルギーです。
細胞内に存在しているミトコンドリアが、食事などから摂取した三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を変換することで、ATPがつくり出されます。
このATPの生成において、コエンザイムQ10は重要な役割を担っています。ですから、コエンザイムQ10が不足してしまうと、ミトコンドリアの機能が弱くなり、ATPを十分につくり出せなくなってしまいます。不足したコエンザイムQ10を補って、エネルギーの生産が活性化されれば、ケラチンとセラミドの生合成にも良い影響を与えることができます。
そして、そのケラチンやセラミドの働きによって、肌の潤いが守られるのです。
ATPは肌のターンオーバーにも必要
ATPは、老廃物を排出する働きに必要なエネルギーです。そのため、ATPが不足してしまうと、肌の生まれ変わりであるターンオーバーの速度が低下します。
ターンオーバーの速度が落ちると、古い細胞によってくすみが現れたりバリア機能が低下したりする可能性があります。
ターンオーバーを活性化させるためには、ミトコンドリアによってATPが十分につくり出されなくてはいけません。そのATPの生成の手助けを、コエンザイムQ10が担っているのです。
コエンザイムQ10の化粧水は肌に浸透する?
コエンザイムQ10は、本来は脂溶性の成分ですので、水に溶けにくいという特徴があります。
しかし、コエンザイムQ10の化粧水によっては、メーカー独自の配合技術によってコエンザイムQ10が配合されています。このため、角層までしっかりと浸透し、潤いに満ちた肌へと導いてくれるのです。