コエンザイムQ10を含む食品(牛肉・豚肉)
コエンザイムQ10は日々の食事からも1日当たり5~10mg摂取できるといわれています。具体的にどのくらいの量を摂り入れることができているのでしょうか。あらゆる食品の中でも、今回は牛肉と豚肉に含まれるコエンザイムQ10について紹介します。
牛肉に含まれるコエンザイムQ10
コエンザイムQ10の摂取量を1日30mg~100mg必要として考えます。
牛肉からコエンザイムQ10を30mg摂取するには約950gが必要で、100mg摂取するには約3166gもの量が必要になります。
牛肉の部位や食べ方にもよりますが、1人前の基準は200gです。牛肉だけで1日分のコエンザイムQ10を摂取するのは難しいといえます。
豚肉に含まれるコエンザイムQ10
豚肉からコエンザイムQ10を30mg摂取するには約750gが必要で、100mg摂取するには約2500gの豚肉が必要になります。
牛肉と同じく豚肉も1人前の基準は200gほどで、たくさん食べる人なら300g以上の場合もあります。しかし、毎日大量に食べるものではありません。豚肉だけで必要なコエンザイムQ10を摂取することは難しいでしょう。
牛肉や豚肉で1日分のコエンザイムQ10を摂取できるのか
牛肉や豚肉を3食に分けて、1食あたり250~300g食べると、お肉だけで1日30mg近くのコエンザイムQ10を摂取できると考えるかもしれません。
しかしコエンザイムQ10は熱に弱いのです。牛肉・豚肉を生のまま食べるわけにはいきませんので必ず加熱調理します。その過程でコエンザイムQ10は一定量失われてしまうのです。だからといってそれ以上に肉類を食べ過ぎると消化不良や肥満に繋がってしまうのでやめましょう。
牛肉や豚肉のみで1日分のコエンザイムQ10を摂取するのは現実的ではないといえるので、他の食品と併せて食べたり、サプリメントで補給したりする必要があります。
サプリメントでは、コエンザイムQ10を損なわないように非加熱抽出されたものが多いです。選ぶときは非加熱タイプを選んで、さらに補給する場合には牛肉や豚肉で補うようにしてください。
牛肉や豚肉で栄養補給しながらコエンザイムQ10を摂取する
牛肉や豚肉には、炭水化物をエネルギーに変換するときに必要なビタミンB1や、糖の代謝を促すビタミンB2、脂肪を分解するカルニチンなども含まれるので、生活習慣病を防いで健康効果を高めてくれます。
さらに牛肉には鉄分が多く、赤身の部分には体への吸収率が高いヘム鉄が多く含まれているので貧血の予防にも適しています。
そしてお肉といえばタンパク質です。筋肉や皮膚、臓器、爪など体を作るのに重要な栄養素です。
牛肉や豚肉も栄養満点なので、豊富な栄養素を補給しながらコエンザイムQ10も補うようにしてみてください。サプリメントなどにプラスして摂取すると効率が良いです。
(参考URL)
食品に含まれるコエンザイムQ10はどのくらいの量?
http://www.senegambianews.com/article/Politics/Politics/Darboe_Rejects_Election_Results_as_Bogus/19854/