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コエンザイムQ10の健康効果(コレステロール抑制)

コエンザイムQ10はコレステロールを抑制する効果にも期待できます。一方でコレステロール値を低下させるために薬を処方されている人は注意も必要です。コエンザイムQ10とコレステロール抑制の関係について紹介します。

コレステロールとは

コレステロールとは脂質のひとつで善玉(HDL)と悪玉(LDL)があります。善玉は血管の余分なコレステロールを回収して肝臓に運んでおり、悪玉は血流に乗って血管や組織に必要なコレステロールを運んでいます。しかし脂質や糖質の多い乱れた食事などで悪玉コレステロールの量が多くなると血管壁に沈着してしまい、活性酸素により酸化されることで血管を傷つけたり老化させたりします。将来的に動脈硬化や心疾患などの原因に繋がってしまいます。
コレステロールが増えないような生活習慣を見直すことが必要ですが、活性酸素をなくしてコレステロールを酸化させないことも重要です。

コエンザイムQ10のコレステロール抑制効果

そこでコエンザイムQ10がもつ強力な抗酸化作用が働きます。活性酸素はストレスや喫煙、紫外線、偏った食生活など日々の生活習慣で体内に発生して細胞を酸化させてしまいますが、コエンザイムQ10があれば活性酸素を除去できます。
コエンザイムQ10を毎日体に補っておくことで、あらゆる臓器や血管内に発生する活性酸素を効率よく除去します。コレステロールも酸化させないので血管の老化や疾病を未然に防ぐことができます。
併せて運動をしたり食事内容を見直したりしてコレステロールが増えすぎないように心がけましょう。

スタチン服用中は注意

コレステロール値が高くて医師からスタチンなどのコレステロール低下薬を処方されている人は注意してください。
実はコレステロールとコエンザイムQ10の合成経路は途中まで同じです。スタチンはコレステロールの合成に必要な酵素の働きを抑制することで数値を低下させますが、この経路の下流にはコエンザイムQ10の合成もあるのです。そのためスタチンを服用していると体内ではコエンザイムQ10の合成も抑制されます。
コエンザイムQ10は加齢などでも減少してしまうのでさらに補う必要があります。スタチンを服用している場合は医師に相談のうえでコエンザイムQ10を積極的に摂り入れてください。

コエンザイムQ10で事前に予防

コレステロールは増えすぎると体に悪影響ばかり引き起こしてしまうのでなるべく増やさないように生活習慣を意識することが大切です。
コエンザイムQ10では抗酸化作用によって血管だけでなく体の器官の細胞にも働きかけて活性酸素を除去しています。老化を寄せ付けずに若々しく保てるので病気を未然に予防します。
また細胞内ではエネルギーの生成をサポートしているので細胞の働きを活性化させます。細胞が元気になると体も健康的になれます。コエンザイムQ10を補給してコレステロールを気にしなくてよい生活を送りましょう。

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