コエンザイムQ10を栄養価が高いチーズで摂取しよう
コエンザイムQ10はチーズにも含まれている
コエンザイムQ10には、細胞を衰えさせる活性酸素を除去する作用や、免疫力に必要なエネルギーづくりを活性化させる働きがあります。健康や若さを維持するためには、このような力があるコエンザイムQ10を積極的に補うことが大切です。
コエンザイムQ10は、イワシやサバなどの魚類だけでなく、チーズにも含まれています。チーズには、健康的な体づくりに嬉しい様々な特徴があります。
チーズは牛乳よりも栄養価が高い
チーズが作られるときには、多くの牛乳が使用されます。例えば、100gのチーズをつくる場合は、牛乳は1000ml必要です。
そして、生乳のタンパク質を凝固させて水分を絞って作るため、チーズには栄養素が凝縮されています。その栄養は、牛乳の約10倍ともいわれています。
チーズの約20~30%は、タンパク質が占めています。チーズのタンパク質は、アミノ酸をバランス良く含んでいるため良質です。
また、チーズに含まれているタンパク質が体内の鉄と結合し、リンパ球が活性化してガン細胞の増殖を阻止しているという研究結果も報告されています。
ビタミンAとビタミンB2が豊富
チーズには、ビタミンAとビタミンB2が多く含まれています。
ビタミンAは、緑黄色野菜に多く含まれているビタミンですが、ミルクを作る牛が牧草を食べているため、チーズにもビタミンAが多いのです。
ビタミンAは、皮膚や粘膜を構成している「上皮細胞」をつくるために必要な成分です。ビタミンAがうまく働いて粘膜の健康が保たれると、免疫力の向上にも繋がります。
ビタミンB2は、脂質の代謝の際に重要な役割を果たすビタミンです。また、タンパク質の合成にも関わっているため、肌や髪を健康的に保つためには、ビタミンB2をしっかりと補うことが大切です。
チーズのカルシウムは吸収率が高い
チーズは、小魚や牛乳よりも多くのカルシウムを含んでいます。
チーズに含まれているカルシウムの量は、なんと牛乳の約6倍です。パルメザンチーズの場合は、約10倍にもなります。
さらに、チーズは吸収率も良く、その吸収率は海藻類や小魚の約2倍ともいわれています。
このように、チーズなら少量で必要なカルシウムを補うことができるのです。
また、チーズが作られるときに、乳糖が乳酸菌の栄養源になります。ですから、牛乳を飲むとお腹が痛くなる「乳糖不耐症」の方も、チーズなら問題なくカルシウムを摂取できます。
チーズの脂肪は燃焼しやすい
チーズの脂肪は、細かい球状になっているため、燃焼しやすいという特徴があります。さらに、腹持ちも良いため、チーズはダイエット中のおやつにも適しています。
しかし、食べ過ぎてしまうと太る原因になるため注意しましょう。カロリーが気になる方は、ヨーグルトチーズやカッテージチーズがおすすめです。
まとめ
コエンザイムQ10は、イワシやサバなどの魚類だけでなく、チーズにも含まれています。
チーズには、良質なタンパク質やビタミンA、ビタミンEなど健康的な体づくりには欠かせない栄養素が詰まっています。
また、牛乳よりも多くのカルシウムを含んでおり、吸収率も良いです。ですから、少量のチーズで効率よくカルシウムを補うことができるのです。
チーズの脂肪は燃焼しやすいことと、脂質の代謝に関わるビタミンB2が含まれているため、チーズはダイエット中の方にもおすすめのおやつです。