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動脈硬化の予防に役立つコエンザイムQ10の力

強い抗酸化力で悪玉コレステロールの酸化を防ぐ

悪玉コレステロールの酸化が動脈硬化を引き起こす理由

食事などから摂取したコレステロールは、血液中でタンパク質と結合して「リポタンパク質」に変わります。
このリポタンパク質にはいくつかの種類がありますが、「悪玉(LDL)コレステロール」と「善玉(HDL)コレステロール」が特に重要です。

悪玉コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運び、善玉コレステロールは余ったコレステロールを回収する役割を担っています。
悪玉コレステロールの働きによって全身に届けられたコレステロールは、細胞を包む細胞膜の材料になります。生命活動に必要な物質は、全てこの細胞膜を通して細胞の中に入ります。

しかし、偏った食生活を続けたり脂質を摂り過ぎたりすると、血液中に悪玉コレステロールが増えすぎてしまうのです。
コレステロールを運搬する悪玉コレステロールが必要以上に増えると、血管壁に傷がつきます。その傷から、悪玉コレステロールが血管壁の中に入り込んでしまいます。そこで、活性酸素(※1)によって悪玉コレステロールが酸化されると、「酸化LDL」に変化します。

(※1)活性酸素 (クリックで開閉)

(※1)活性酸素は、人が呼吸によって酸素を吸うことで自然と発生します。そして、体内に侵入した細菌やウイルスと戦ってくれるのです。しかし、ストレスなどの影響を受けると活性酸素は大量に発生し、健康な細胞まで酸化させて機能を低下させます。

この異物となった酸化LDLを、血管の中の掃除屋とも呼ばれている「マクロファージ」が自分自身の中に取り込んで処理します。しかし、限りなく取り込んでいくうちに、マクロファージは膨れ上がり、やがて死滅して「泡沫細胞」と呼ばれる状態になるのです。
この泡沫細胞が増え続けることで、血管内が狭くなって動脈硬化に繋がってしまいます。

コエンザイムQ10には活性酸素を除去する強い力がある

血液中の悪玉コレステロールの酸化を抑えるためには、活性酸素を除去する抗酸化力がある成分を摂取することが大切です。
コエンザイムQ10は、この抗酸化力が強い成分であるため、摂取することで体内に過剰に発生した活性酸素をしっかりと除去することができます。

このコエンザイムQ10は体内でもつくられますが、その量は20歳を境に減少していってしまいます。そのため、体内に過剰に発生した活性酸素を十分に除去するためには、コエンザイムQ10をサプリメントなどから意識的に摂取することが大切です。

動脈硬化の原因になる高血圧の予防をサポートする

高血圧と動脈硬化の関係

詳しい説明を読む (クリックで開閉)

動脈硬化を引き起こす原因の一つとして、高血圧による影響も考えられます。

高血圧になると、動脈壁の一番内側にある内皮細胞を傷つけ、血管壁にコレステロールが取り込まれやすい状態になってしまいます。
そして、血管壁に取り込まれたコレステロールが活性酸素によって酸化してしまうことで、動脈硬化に繋がってしまうのです。

また、女性の高血圧は40代以降に急増する傾向があります。その理由の一つとして、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの減少が考えられます。
エストロゲンには血管を拡張させる作用があるため、若い女性は男性と比べると血圧が低い人が多いです。

しかし、エストロゲンは40代に入ると減少してしまいます。このエストロゲンの減少や喫煙など様々な要因が重なることで、高血圧になるリスクが高くなってしまうのです。

コエンザイムQ10が血管拡張作用があるATPをつくり出す力を活性化する

コエンザイムQ10には、血管拡張作用があるATP(アデノシン3リン酸)をつくり出す力を活性化する働きがあります。

このATPは、食事などから摂取した糖質・脂質・タンパク質などの栄養素が、細胞内に存在するミトコンドリアの働きによって変換されることでつくり出されます。
ATPは、体内のあらゆる活動において重要なエネルギーです。このため、どんなに栄養素を摂取したとしても、ミトコンドリアがうまく働かないとATPが減少し、エネルギー不足となってしまうのです。

ミトコンドリアがATPをうまくつくり出すためには、コエンザイムQ10の力が必要不可欠です。コエンザイムQ10は酵素の働きを助ける酵素(捕酵素)であるため、体内にコエンザイムQ10が減少してしまうと、ATPエネルギーの生産も減ってしまいます。

また、コエンザイムQ10の抗酸化力は、活性酸素による影響からミトコンドリアを守り機能を高めることができます。
このように、ATPをつくり出すミトコンドリアにとって、コエンザイムQ10はなくてはならない存在なのです。

サプリメントなどからコエンザイムQ10を十分に摂取することで、ミトコンドリアの機能を高めてATPの生産を活性化させることができます。
そして、このATPには血管を拡張する力もあるため、ATPが十分につくり出されることで血圧の上昇も抑えられます。

また、実際に行われた研究では、収縮期高血圧患者83名にコエンザイムQ10を一日60mg、12週間摂取したところ、収縮期(最高)血圧が低下したことがわかりました。
その他に、コエンザイムQ10を用いた血管内皮細胞における効果を調査した研究では、血流に比例した血管拡張作用が認められ、コエンザイムQ10が高血圧の予防に役立つことがわかりました。

このように、コエンザイムQ10がもつ様々な力は、血圧の上昇やコレステロールの酸化を抑制して、動脈硬化の予防を叶えてくれるのです。

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